「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」八王子夢美術館に行ってきた。

展覧会レポ

 

エドワード・ゴーリーってご存知?

独特の薄暗い不穏な世界観とモノトーンのペン画で
緻密に描かれた絵柄が特徴のアメリカの絵本作家の方。
世界中に熱狂的ファンがいるんだよ〜

 

私は小さい頃から絵本が好きで
今でも古本市とかやってたりすると
可愛い絵柄の安い絵本買って集めたりしてる。
でも実はエドワード・ゴーリーは子供の頃に知らなくて、
大人になってから知ったんだよね。
幼い頃から知っていたら
どれだけ影響受けていただろうかと思うと悔しい…。

 

ゴーリーを知ってから、銀座のヴァニラ画廊だったり
小さい展覧会的なのやってたら時々行っていたのだけど
今回の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展は
地元で近い八王子夢美術館でやっていたので
もちろん観に行ってきた!

 

夢美術館は八王子駅から歩いて20分くらい、
バスで5分くらいのところにあるビルの中にある
小さな美術館。(隣のスギ薬局が目印だよ)
他にも結構いろいろな展示やってたりする。

 

 

ゴーリーの優雅な秘密展、
開館期間は2018年7月13日〜9月2日まで。
私は8月30日という
わりと展示終了ギリギリに行ったからかも知れないけど
けっこう混んでたね…!
さすがゴーリー!と思ったけど
人多すぎて順番には見れない感じだった。

 

ツイッターで「展示数は多くないけど良かった」
的なことつぶやかれてたの見かけたけど、
思いの外なかなかの展示数だった。
しかも原画が飾られてるのと同じ空間に
出版されている絵本もたくさん置いてあるから、
印刷されたものと原画を一緒に見れるところが良かったと思う。

 

そしてキャプションが良かった。
図録にも載っていないような内容がいろいろと書いてあって、
言葉が読みやすかったし全然知らなかったゴーリーの人柄を
少し知れた気がした。

 

残酷で緻密な作風だから
本人もあり得ないほどの鬼畜な変わり者かと思いきや、
バレエと猫を愛する
意外と人間味ある人なんだな〜
と感じたよ(゚ω゚)
色々本出てるみたいだから少し読んでみようかな。

 

ゴーリーの作品てすごく綺麗。
内容は子供が死んだり、殺されたり、
登場人物に不幸なことしか起こらなかったり、
とにかく悲惨で不穏な雰囲気。
見てて少し不安な気持ちになるけど
なんか不思議と暗い気持ちにはならないんだよなぁ
絵のかわいさと不気味さのバランスが絶妙な感じ…
面白くて独特。

 

「どういうわけか、人生における私の使命は人をできるだけ不安にさせることなんですよ。
人はみんなできるだけ不安になるべきだと思うんです。世界というのは不安なものだから。」

 

っていう言葉がなんか響く!

 

グッズもいろいろあったけど結構値段設定高めだった。
自分で絵を描くときも資料になりそうな図録と、
かわいいポストカードだけ買ったけど
ピンバッチとかトートバッグとか色々可愛かったよ。
ファンにはたまらないだろう…。
ほかにも色々あったみたいだけど売り切れてたっぽい。

 

この展示はいろいろ日本中巡回してるらしい。
次は2019年1月19日〜3月10日に
新潟市新津美術館で展示予定みたいだから
近くの人は見に行かなきゃだね!