横浜美術館のモネ展、会期終了間近の混雑状況をレポる

展覧会レポ

先日、どこかに遊びに行こうと言っても
特に行き先もなく、
車で行けば近いという理由だけで
久々に横浜に行ってきました。

 

たまたま行った横浜美術館の
「モネ それからの100年」展が凄く良かったので
会期終了間際ですがレポりたいと思います!

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モネ展の会期期間・チケット

開催概要

【会期】2018年7月14日(土)〜9月24日(月・休)
【会場】横浜美術館
【休館日】木曜日
【開催時間】10:00 〜 18:00
※9月14日(金)・15日(土)は20:30まで
(入館は閉館の30分前まで)

【観覧料】

 当日団体
一般1,600円1,500円
大学・高校生1,200円1,100円
中学生600円500円

※小学生以下無料
※65歳以上の当日料金は1,500円(要証明書、横浜美術館券売所でのみ販売)
※団体は有料20名以上(横浜美術館券売所でのみ販売、要事前予約)
※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
※障害者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料

モネ展の混雑状況は?狙い目の時間は?

モネ展について調べると、
巡回して今は横浜にきてるみたいですね。
名古屋で開催された時はどの日も混んでいたようです!

 

最終日前日と最終日は長蛇の列だったらしい…

 

私は9月11日の火曜日の15時ころに行きました。
会期期間の終了間際なこともあってか、
平日の15時でもなかなか混んでいました!
どのくらいかというと、
一つ一つの絵に人が7〜8人くらいは
張り付いてみていて、
その列が途切れない感じ。。

 

狙い目は、人々がご飯を食べているであろう
お昼ちょうどの時間!
とかに行けば
少し空いてるかも。
でももうすぐ終わっちゃうので、
やっぱりどの時間もそこそこ混んでるような気がします。
これから行く場合は
それなりの覚悟はして行きましょう!

 

公式ツイッターではリアルタイムの混雑状況が
見られるので要チェケラッチョ!

 

あと、チケットを購入するのにも
土日とか最終日間際は混むようなので、
事前にオンラインチケットサイトで
買っておくとよいでしょう〜!

 

ていうかモネって誰よ?

モネ展に行こうと思っている人で
モネって誰よ?
なんて思う人はいないだろうけど、
少なくとも私は名前とだいたいの作品の雰囲気しか
知らないまま行ってしまったので、

  • 友達の付き合い
  • 行く当てのないデートでたまたま、
  • 美術館が近いから暇つぶしに行くか!

なんて適当にモネ展に行こうとしている、
または行ってしまった人のために
少しモネについて調べてみたのでどうぞ。

印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネ

「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と、
色彩の変化にこだわり、生涯にわり追求した画家。

印象派グループの画家の中ではもっとも長生き。
1840年11月14日生まれで1926年12月5日に亡くなる。

苦しい画家生活

モネは少年時代から絵が上手で、
描いた風刺画を売ったりしていた。
それに目をとめた画家のウジェーヌ・ブータンと
交流が始まり、油絵の手ほどきを教わる。

本格的に画家を目指そうとしたときに、
デッサンや模写といった伝統的な勉強法は嫌いだったので
自由な雰囲気の学校に通う。
そこで「印象派の父」と呼ばれた
カミーユ・ピサロらに出会う。

いろいろあって、
モネは1865年にサロンに2点の油絵を出展し入選。
翌年も入選。

一定の評価を受けるも絵は売れない。。

父の仕送りに頼る生活だったけど、
後の妻となるカミーユの関係にお父さんが激怒。
仕送り止まる。

その頃すでに二人の間には子供が生まれていたので
経済的にめちゃくちゃ苦しい。

当時画家として生活するには
官展であるサロンで評価されることが必須上権だけど
モネは落選つづきで自殺まではかる。

でも死にきれなかった。

1986年にパリのリゾート地でルノアールと
キャンバスを並べて制作したときに、
ラフな筆致でリズミカルに絵の具を置く
印象派独特の手法を手に入れる!

1871年12月ころから
作品の買い手があらわれて生活に余裕が出始める。

印象派と呼ばれるようになった由来

1869年、70年にサロンに落選して以来、
74年にサロン落選者による審査とか面倒なことはない
独立した展覧会を開催。

これが批評家によって新聞紙上で酷評される。
そこに出品されたモネの「印象・日の出」から
印象派というキーワードで批評家たちに比喩されたことから
“印象派”と呼ばれるようになる。

やっぱり苦しい画家生活

74年ころにはずっと買ってくれてた
デュラン・リュエルの絵の購入が減り、
また経済的に苦しくなる。

76年に第2回印象派展が開かれる。
妻カミーユが日本の着物を着た
「ラ・ジャポネーズ」などを出展。
前回よりは受け入れられる。

しかし妻カミーユが結核を患い体調が悪くなる。
後に次男を出産するも更に体調が悪化する。

モネ一家がお世話になっていた
裕福なデパートの経営者でパトロンをしていた方の
デパートがつぶれて破産。

その人は妻アリスと6人の子供を残し逃亡。

カミーユが1879年にこの世を去り、
失意の数ヶ月間を過ごすも、
アリスに面倒を見てもらっていた。

やっと売れ始める

80年には10年ぶりにサロンへ出品した。
長年サロンの評価には反発していたモネだけど、
前年にルノアールが評価されたので
経済的理由から期待を込めて、
入選して絵を売りたいという期待を込めた。

その年の個展を機にまた作品が売れ始め、
やっと経済的に安定する。
(よかったね(T_T))

経済的成功

86年にニューヨークで
「パリの印象派の油絵・パステル画展」が開かれる。

これを機に印象派はアメリカでも認知されていき、
モネ自身が経済的に成功していく。

92年ころ、
面倒を見てもらっていたアリスと再婚する。

1911年ころにアリスが亡くなり、
14年ころに息子も先立つ。
この頃からモネ自身も白内障を患い、目が見えづらくなったため
作品のサイズも大きくなり、絵は抽象性を増していく。

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「モネ それからの100年」内容・みどころ

展示内容は、モネの作品が25点
後生の作家の作品が65点で構成されてます。

 

決してモネの作品がたくさん見れるわけではないのですが
日本初公開のモネの絵画作品があったり、

後生の作家たちと同じ空間に飾られているので、
オマージュ作品や、モネにインスパイアされた作品たちが
どう影響を受けたのか?
などなど考えながら観れる点がおもしろいと思われます!

 

絵画だけじゃなく、版画・写真・映像と幅広く
後生の作家たちの作品があるので飽きることがないかも。
日本人の作品が多いところもポイントみたい。

 

あとはガラスで覆われていないので、
絵の具の重なりを間近で観れるところかな!

モネが晩年夢中になった、モネを象徴する「睡蓮」だけの展示室

モネは50代からこの世を去る86歳まで、
200点以上も睡蓮をモチーフに作品を描き続けていたそう。

 

そんなに夢中になったこだわり睡蓮たちが、
モネの睡蓮に影響された現代アート作家の睡蓮たちと並んで
展示されています。

睡蓮しかない展示室はなかなかの迫力と空間でした!

やっぱり一番混雑していたよ。

わかりやすい作品の説明文たち

子供向けに描かれた説明文がわかりやすく、
読みやすいのでこの作品の注目すべき点などを
教えてくれるので、理解が深まる工夫がされてます。

人気声優が音声ガイド

私は声優さんに詳しくないのだけど、
人気声優の櫻井孝宏さんのイケボが聞けるのが
たまらないらしいです!笑

私は音声ガイドは使わない派なのですが
より作品を深く理解したい人には必須アイテムですね♪

ちなみに550円です。

モネ展のチケットで「横浜美術館コレクション展」も観れる!

モネ展のチケットをがあれば、

 

「モネ それからの100年に寄せて」

「幻想へのいざない 駒井哲朗展をきっかけに」

 

の二つのテーマの展覧会も鑑賞できます。
また、モネ展を観なくても一般で500円ほどの
チケットを買えば観れるようになってます。

 

中でも私が度肝を抜かれたのは
森村泰明さんの作品たち。
巨大な強烈な作品が一部屋まるまる使って
展示されています。

このエリアは写真撮影可能なので思う存分
写真を撮っても怒られません!

ほかにも面白い作品がたくさんありました。

 

モネ展の半券提示で「マークイズみなとみらい」のサービスがうけられる

横浜美術館の向かいにある
大型商業施設のマークイズみなとみらい。

半券を提示すると特典のサービスが受けられる
お店がいろいろあるみたい!

私はケーキ食べたカフェのお会計が10%オフになりました(*^_^*)

美術館帰りに寄ったらいいと思います〜!

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まとめ

  • 会期終了間近なこともあり、平日15時台でもなかなかの混雑。
    空いてる時間を狙うならお昼頃が良いと思われる!
  • 土日はもっと混む。
    でもきっともうすぐ終了なのでいつ行ってもそこそこの混雑を覚悟
  • 土日祝に行くなら事前にオンラインチケットを買っておくと◎
  • 「モネ展」チケットで「横浜美術館コレクション展」も観れる(オススメ!)
  • 「モネ展」半券提示で「マークイズみなとみらい」の特典が受けられる

 

こんな感じで、
当てもなくたまたま行った横浜美術館だったけど、
モネ展も企画展もボリューム満点で
見応え凄かったし楽しく過ごせましたー!

これから行く方の参考になれたら嬉しい限りです〜

 

 

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