ウォーキングってお金をかけずにできる手軽な運動ですよね。
食事制限して毎日1時間ウォーキングしてダイエット!って頑張っているのになかなか痩せないどころか逆に体重が増えている!!?
とお悩みの方も多いと思います。
結果が出ないとやる気なくしちゃうし、気持ちが焦ってストレスに感じてしまいますよね。
今回はなぜウォーキングで痩せないのか、効果を出すための法方などを紹介します!
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ウォーキングしてるのに痩せないのはなぜ?
ウォーキングをしていてもなかなか痩せないのにはいくつかの原因が考えられます。
効果が出ないな〜と悩んでいる方は、自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
運動強度が低い
ウォーキングしている!と言っても、もしかしてただ単に歩いているだけということはありませんか?
実はダイエットには「運動強度」というものが大切になってきます。
運動強度とは運動時の負荷やキツさの意味で、「METs」「心拍数」「自覚的運動強度」が関係します。
運動強度が低いウォーキングをいくら続けていても効果を得ることは難しいのです。
歩くフォームや姿勢が悪い
太る理由の一つに姿勢の悪さが関係しているのはご存知ですか?
姿勢が悪くなることによって使われるべき筋肉が使われず、骨盤が歪んできます。
骨盤が歪むことによってさまざまな部分の筋肉がゆるみ、そこに老廃物が溜まりやすくなったり脂肪とため込むようになるのです。
ちょっとびっくりですが、正しい姿勢で過ごしているだけでボディラインが引き締まることもあるんですよ。
姿勢が悪くなることで太るように、歩くフォームや姿勢が悪いと痩せるどころか腰や足を痛める原因にもなってしまいます。
摂取カロリーが消費カロリーを上回っている
ウォーキングしているから平気!と思って、少し食べ過ぎていることがあるかも知れません。
実はウォーキングはあまり消費カロリーが大きくありません。
以下は60分を時速4kmでウォーキングした時の消費カロリーと脂肪燃焼量を表したグラフです。
体重 | 消費カロリー | 脂肪燃焼量 |
80kg | 252kcal | 35g |
70kg | 221kcal | 31g |
60kg | 189kcal | 26g |
50kg | 158kcal | 22g |
思ったより全然だと思いませんか?!
1時間歩いたとしたっておにぎり1個食べたらチャラどころか
摂取カロリーの方が上回ってしまうという計算になってしまいます。
歩いているから大丈夫!と思って食べていると効果が出なくても当然ですよね…。。
筋肉が少ない
痩せたいんだから筋肉は必要ないと思っている方は多いのではないでしょうか?
「筋トレなんかしたら逆に体が大きくなって太ってしまうからしない」というのはちょっと勿体ないです。
筋肉が少ないと消費カロリーが減り、運動機能が落ちます。
筋力がないままウォーキングをしていても体型維持はできます。
しかし、ウォーキングだけで思うように痩せることは簡単ではないのです。
逆に食事を抜きすぎている
徹底した食事制限とウォーキングで最初のうちはガツンと体重が減ったのに、全然変化が見えなくなってしまった!むしろちょっとしたことで体重が増えてしまう!
こういった方に考えられるのが極端な食事制限。
必要以上に食べ物を制限して摂取カロリーが極端に少なくなると、体は栄養不足になり飢餓状態に。
飢餓状態に陥ると脳から危険信号が出て、なんと体は脂肪を溜め込むようになります!
このため、いくらウォーキングをしたところで生命維持を大優先にしている体は体重を減らしてくれなくなってしまうのです。
ダイエットの停滞期は、このようなことが体で起こっている時期を言います。
短期間で結果を求めている
ダイエット食品やダイエット器具の通販CMやダイエット番組の影響か、ダイエットに取り組むときに1ヶ月で5キロ痩せる!って良く聞きますよね。
先ほど説明したように、ウォーキングは消費カロリーが高くない運動です。
1ヶ月続けたくらいでは痩せるはずはありません。
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ウォーキングで痩せるにはどうすればいいの?
ウォーキングで痩せないからと言って続けないのはダメですよ!
少しやり方を見直せばダイエット効果は現れます。
それにウォーキングは痩せることのほかに
ストレス解消・体質改善・美容効果・体力向上・集中力や記憶力を高める効果も期待できる運動。
こう聞くとやる気がなくなってきた人も少し前向きになりませんか^^?
効果を高めるウォーキングのコツをご紹介しますね!
運動強度を高めて心拍数を上げ、痩せるために必要な数字を知る
ダイエットには「METs」「心拍数」「自覚的運動強度」が大切であると説明しましたよね。
まずメッツは運動や身体活動の強度を図る単位のことをいいます。
安静時が1メッツとし運動時と比較して何倍のエネルギーを消費するかを示す単位。
ウォーキングは3.5メッツ(4.5km〜5.1km/時の場合)とされ【メッツ×体重kg×運動時間×1.05】と計算すると消費カロリーが計算できます。
次に心拍数と必要な強度ですが、年齢や安静時心拍数から運動強度を算出する「カルボーネン法」という計算式があって、【(220ー年齢)ー安静時心拍数)×運動強度(%)+安静時心拍数】で計算できます。
ですが少しややこしくちょっとわかりづらいので、ダイエットに最適とされる効果的な心拍数【最大心拍数の50〜65%】を目指しましょう。
自覚的運動強度とは、運動がどれほどキツいかを自分の感覚で表すものです。
運動に求める効果や目的によって変わってきますが、ダイエットに一番効果的なのは【ややきつい】と感じる強度です。
「息は上がるけどちょっとしたお喋りならできる」くらいを意識して歩いてみて下さい。
正しい姿勢とフォームで歩く
猫背や前屈み、反り腰にならずに真っ直ぐと前を向き
顎を引いて背筋をピン!と正してお腹とお尻に軽く力を入れます。
肩甲骨を動かすように腕を大きく振ります。
深くお腹で息をして、腰をひねりながらかかとで着地しつま先で地面を蹴り出すように歩きましょう。
歩幅は広くすると強度が上がりますよ!
筋トレを取り入れる
早く結果を出したいなら、有酸素運動であるウォーキングに無酸素運動の筋トレを併用して行いましょう。
筋肉を付けることで基礎代謝が増え、脂肪が燃えやすい体にすることができます。
そして筋トレをすることによって“ただ痩せる”というだけでなくプロポーションを整えることも◎
どうせ痩せるならスタイル良くなりたいですよね?
脂肪燃焼には【筋トレ→ウォーキング】の順番で運動すると効果的!
高タンパク低脂質の食事を意識して糖質を控える
食事管理も大切です。
しかし栄養が偏ったり不足してしまうと痩せない原因になります。
高タンパク低脂質で糖質を控えた食事を摂りましょう。
筋肉を付けるためにはタンパク質を1日に【体重×1.4g〜1.8g】摂取するべきと考えられています。
しかし体重や運動量、筋力トレーニングの強度によっても目安は異なってくるのです。
週4〜5日、30分ほどの運動 | 体重(kg)×1.8〜1.1 |
軽めの筋力トレーニング | 体重(kg)×1.2〜1.4 |
きつめの筋力トレーニング | 体重(kg)×1.6〜1.7 |
このような数字を意識して、ウォーキングと筋トレを組み合わせたダイエットをしっかりするなら
最低でも 体重(kg)×1.6〜1.7 のタンパク質が摂取できるといいと思います。
自分が運動できる日数や強度を見て考えてみてさいね^^
最低でも3ヶ月は続ける
ダイエットで早く体型を変えたい気持ちはとてもよくわかりますが、短期間で大きな結果を求めるのは危険なことなのです。
1ヶ月で落としても健康上問題がないとされる体重は、現在の体重の5%までと言われています。
急激に体重を落とすとリバウンドを起こし、痩せにくい体になってしまうのです。
ウォーキングだけだと消費カロリーは少ない運動になるので、自分に必要な強度や心拍数を理解し、筋トレも取り入れて最低でも3ヶ月は続けるようにしましょう。
体が変わり始めるのはダイエットをしてから3ヶ月経ってからと言われています。
ダイエットは一生無理なく続けられるものと考え方を変えて、ストレスを溜めずに自分のペースで長く続けることが大切です。
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まとめ
ウォーキングで痩せないのは
- 強度が足りない
- 姿勢やフォームが悪い
- 消費カロリーが少ない
- 筋力が少ない
- 食事内容が間違っている
- 短期間で結果を出そうとしている
ことが原因と考えられます。
ダイエットするならウォーキングと筋トレを組み合わせて行い、正しい姿勢とフォームで歩きましょう。
強度は細かい計算を抜きにすると「息は上がるけど軽いお喋りはできる」程度の早さで歩くことを意識すると良いと思います。
食事内容にも気をつけて、短期間で結果を出そうとせずに気長に続けていきましょう!
停滞期が来ても続けることでまた痩せることができますよ◎
痩せるのは大変なことですが諦めずに楽しみながら続けていきましょう♪
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